訪問診療を始めたきっかけ・・・

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訪問診療を始めたきっかけ・・・

2025.07.02

こんにちは院長の奥本です。

私がどうして訪問診療を始めたかというと・・・・

徳島大学卒業後、奈良県立医科大学口腔外科へ研修医として入局しました・・・

口腔外科を選んだ理由は、学生実習のときに親知らずの抜歯の補助についた際に、外科手術が楽しいなと思えたからという理由

卒後6年間は大学病院勤務で激務を過ごし、様々な患者さん・先生方との出会いがあり勉強させて頂きましたが、過労で入院したことがきっかけで、関連病院の歯科口腔外科へ異動しました。

そこで歯科治療の楽しさやりがいを感じ、歯科医師になって良かった~って思い充実した毎日を過ごしておりましたが、少し経過した頃に、医局から社会福祉法人千種会での施設往診の依頼があり、訪問診療なんてほとんどしたことない状態で手探りで始めさせて頂いたのがきっかけです。

歯科医師歴が浅いころ、パート先の往診へ一度行ったことがあったのですが、そこの往診スタイルに疑問があり訪問診療には正直良いイメージがありませんでした。

ただ、依頼されたからにはしっかりとした治療をしたい、やるからにはきっちり口腔ケアをしようと始め現在に至りますが、その当時は今よりも訪問診療はマイナーで、施設の歯科に対する理解も低く、職員さんへの指導など含め、本当に1から環境を整えていった思い出があります。

訪問診療で私が重要視していることは、日々安全に食事が食べれることを目標としていることです。

そして義歯作製や修理などに関しては外来治療と同じレベルの治療内容を提供すること。

外来と異なり、往診は環境に制限がありますので、その人の状態によって今できるベストな治療や口腔の環境を整えることが大切であると考えています。

歯科の分野の中でも訪問診療という分野を選択する際には、私の歯科医師人生どうする?

と迷いましたが、どの分野を選ぼうとその環境でコツコツ自分がきちんとした診療を積み重ねてていけば数年先には確実に結果や意味が付いてくると思い、今年新規開業し走り続けています。

幸い歯科医師の恩師との出会いや、歯科医師会の先生方との新たな出会いもあり人に恵まれお仕事で来ているのは本当に幸せなことだなと思っています。

これからも地域の皆様の健康に貢献できるよう外来も訪問も頑張っていきますので

どうぞよろしくお願い致します

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